あけましておめでとうございます(2月)
残念ながら年末年始はこれといった虫ネタがなかったので久しぶりの投稿です。

昨年の3月にフッチーことフチグロトゲエダシャクの観察に行き、運よく交尾を目撃できたのでメスから採卵し育てていました。

蛹まで育ったものをタッパーに入れて部屋に置いておいたのですが、2月2日、珍しく気温が上がったからか、数頭まとまって羽化してしまいました。。。

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実は昨年の秋ごろからポツポツと単発で羽化時期を間違える個体はいたのですが、まとまって羽化してきたのは初めて。
運よくオスとメスがそろって羽化してきたので、一緒に入れておいたら卵を産みました。

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ティッシュの間に産卵管を伸ばして産卵しています。
野外では枯草の茎の裂け目なんかに産んでいるのでしょうか。
ちなみに、フッチーの産卵管は意外と長いしニョロニョロ動くしまるで別の生き物のようです。

今のところ2頭分の卵を確保し保管しています。
昨年は3月上旬に産んで1ヶ月ほどで孵化しましたが、そのペースで生まれてしまうと確実に餌の調達が困難になります……。

研究室の人工飼料のあまりを試してみようとは思っていますが、果たして食べてくれるのか……

次世代の食草調達だけでなく、今年は地元河川敷で処女メストラップによる地元産フッチーの捕獲を狙っているので、残りの子たちにはもう少し耐えてもらってちゃんとシーズン通りに羽化してほしいです。

とはいえ、気付けばフッチーシーズンまであと1ヶ月もありません。徐々に春が近づいていますね♪

いよいよ冬眠から目覚める時……ッ!


それでは!