暑くなってきて、野外でもカブクワが見られる時期になってきました。
最近見つけた良い街灯でもカブト・ノコギリ・コクワをよく見かけます。

屋久島・種子島のカブクワ達もついに羽化しはじめました。


〇種子島産ヤクシマカブト

4頭いた種子島のカブトムシは1頭も欠けることなく蛹化。
3♂1♀のうち、オスはすべて羽化を完了し、蛹室から出たようなので本日掘り出しました。

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みんな小振りです。頭角を含めて5~6 cmくらい。
昨年の夏に屋久島・種子島で見たカブトムシもだいたいこんなサイズ感だったと思うので屋久島・種子島亜種的普通サイズで羽化したのではないかと思います。

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かわいい~~~
メスは1ヶ月ほど遅れて蛹化したのでまだ蛹のままです。
紅一点の今後の活躍に期待です。


〇種子島産ヤクシマコクワ

一番早く蛹化した個体が菌糸の中から這い出してきました。

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元気な女の子です。
3頭いたうち、最後に蛹化したものも、本日、羽化を確認しました。
3頭ともメスなので、次世代をどうしようか......。
親は4月頃に亡くなってしまったので、同一産地のオスは用意できません。
やるとしたら屋久島産のオスとの交配ですが、野外採集後、一冬越えた個体なので、この子たちが繁殖可能になるまで持つかどうか......。


〇種子島産ノコギリクワガタ

蛹化するのではないかとビクビクしてマットを交換していなかったのですが、全くその気配がないので掘り返しました。

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脂肪たっぷり(?)の白々した感じに育っていました。
3頭いたうち、1頭は土に還ってしまっていました......。
のこり2頭は両方ともメスのようでした。


〇ヤクシマノコギリクワガタ

こちらも幼虫のまま。
すくすく育って大きくなっています。

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卵巣が見えないのでたぶんオス。
屋久島亜種は大アゴの湾曲が強いのが特徴らしいので、立派な大歯型に育ってほしいところ。


〇不明クワガタ

ヒラタorコクワの不明幼虫も順調に成長

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初齢時にメスかと思ったのですが、卵巣が見えなかったのでオスだったようです。
羽化まで行けばようやく種類が明らかにできます......。



〇屋久島産ヤクシマコクワ成虫

オス2頭がじんわり省エネで生きています。
相変わらずかわいいです。



それではっ!