気持ちのいい秋晴れにも関わらず昆虫採集のネタがない。
そんなとき、無性に川でガサガサがしたくなりました。
狙いは虫ではなく魚です。私は日本産淡水魚「日淡」も好きなのです。

近くに小川があるのでお散歩がてら行ってみました。

自転車でサクッとやってきた小川にサクッと入水。
魚狙いのガサガサは数年ぶり。ワクワクを思い出します。
とりあえず岸辺の茂みをガサってみます。

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トウヨシノボリ

あまり期待していなかったのですが、さっそくヨシノボリが入りました。
いわゆる「底モノ」が好きなので、ヨシノボリは大好きです。
なぜか左胸ビレを負傷していてかわいそうですが......。

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ヌマエビの仲間(左3頭)とスジエビ?(右)

掬うたびにたくさんのエビが入ります。
エビの同定というのは写真ではなかなかに難しいのですが、右の大きいのはスジエビではないでしょうか。
エビが多い川は良い川だとかつて読んだ熱帯魚の本に書いてあったのでこの川もきっと良い川です。

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トウヨシノボリ

めぼしい草の根元をガサガサを続けているとポツポツとトウヨシノボリが入ってきます。
個体数はそこそこ多いようです。

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この個体は名前の由来となっている尾端の "橙" が良く映えます。
ところで、普通、魚の野外観察・撮影用のケースは薄いアクリルケースを使うわけですが、都合よく持っていなかったので今回は家にたまたまあった大きめのカップを使っています。
円柱ですので、当然、水中の魚は屈折で綺麗に撮ることが出来ません。
ちゃんと揃えないとな......。

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いかにもという水草の浮島。
こういう水草の下あたりをかき乱すといろいろな生き物が逃げ出してくるはず......。

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タモロコとトウヨシノボリ

トウヨシノボリに加えてタモロコも入ってきました。
かわいい~
この2種は小学生時代に地元の川でもよく見られた魚なので、かなり懐かしい気分です。

1時間ほど周囲をガサって、数頭のタモロコ・トウヨシノボリを追加。
今回は他の魚は観察できませんでした。

短い時間でしたが、気持ちのいい秋晴れのなか、久しぶりの日淡ガサで懐かしい気分になれました。
水昆的には微妙でも魚的には楽しめそうな水場が近所に多いので、来年のベストシーズンにもう少し魚探しがしたい気になってきています。

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それではっ!